3/10(金)に開催されたトヨタネ株式会社さんの「地球にやさしい栽培見学会」の内容について紹介します。
環境配慮型農業としてトマトの有機栽培技術の紹介がありました。
トマト栽培ではコナジラミという繁殖力が強い害虫が問題となっており、一度発生してしまうと対策が難しく、
収穫量が大きく減少してしまいます。
通常は化学農薬で対応しますが有機栽培では化学農薬を使用することができません。
そこでコナジラミの天敵であるタバコカスミガメというカメムシでハウス内のコナジラミを食べてもらうという技術です。
ただしコナジラミを食べつくしてしまうと今度はカメムシが作物を傷つけてしまうので、
カメムシとコナジラミの量のバランスが大事なんだそうです。
化学農薬を使わない有機栽培の難しさと、そこに挑む研究者たちの苦労を知ることができて大変勉強になる一日でした。