アグリーフ事業の起上げ、運営していく上で、自社のどのような知見や
技術が役に立ちましたか? と質問されることがあります。
自動車業界から農業分野に参入するわけですから、農業の知見はゼロの
状態から始めるわけです。
また、新規事業の企画なども当然やったことがありませんので、ゼロから
イチを産み出すような業務は困難を極めました。
しかしながら、アグリーフのメンバーの特性を客観的に見ると、自動車業界の
エンジニアはイチをジュウにしてしまう能力を、既に持ち合わせている人達だ
と感じざるを得ません。
・車両の狭いスペースに部品をどこまでも小さくして搭載してしまう
・製品コストをどこまでも安くしてしまう
・不測の事態が起きても問題解決のアプローチを知っているのでムダがない
新規事業に参入する上で一番役に立ったのは、自動車業界のエンジニアの
基礎的な能力の高さです。厳しい業界に身を置くうちに身についた仕事の
進め方は、たとえ業界が違っても通用するものだと信じています。